メイカーズバザール大阪
ここまでなるか!
最近またzortrax M200のフィラメント送りが悪く、
ノズルが詰まったような状態になりました。
またノズルか、PTFEチューブの辺りで詰まったのかと思い
ホットエンド一式を交換しました。
その際装着されていたホットエンド、ノズルを確認したのですが
樹脂が残っていません。
あれ~?
と思いながら交換したホットエンドでプリントしたのですが、
最初こそプリントできたのですが、2回目でまた詰まりのような症状が・・・
これはホットエンドの問題ではないと確信し、
エクストルダーモーターの部分を分解しました。
するとこんな感じ
ベアリングの辺りに思いっきり油汚れが・・・
ちなみにベアリングはこんな状態で付いています。
ベアリングを取り外してよーく見ると
ぎへっ
完全に破損しておるではありませんか。
原因これだよねー
しかし、ここまでなるか!
以前にfacebookで、どなたかのエクストルダーのベアリングが不具合という
投稿があったので、高い物でもないのでモノタロウで同サイズのベアリングのスペアを注文していたのが幸いしました。(私が購入したのは¥152-w)
で早速交換。
ついでにギアの清掃&シャフトもグリスアップして、完全復活。
結果
異音等は無かったので原因究明は開けて見るしかないですね。
今回の破損状態からしてここのベアリングは定期的な交換を
した方がよいかと思いました。
常時使う方なら1年ぐらいで交換でもいいかも。
ベアリングのサイズは内径3mm、外径7mm、幅3mmです。
ではまた。
↑ポチっていただけると嬉しいです。私が。
zortrax純正フィラメントの雑感
自分への備忘録&誰かの参考になれば。
早いものでzortrax M200を使い始めて1年半以上
ほぼ毎日何かしら出力しております。
自分の趣味的な物以上に試作用途での使用が多く、
その要望に合わせて数種類の純正フィラメントを使いました。
(と言っても3種類だけですが)
使ってみて、それぞれ特徴がありましたので載せておきます。
Z-ABS
価格 ☆☆☆
反り ☆
におい ☆☆
焦げ ☆☆
加工性 ☆☆☆
良くも悪くもベーシック。
初めのうちはたくさんプリントしてこの素材の特徴を掴むのが肝要かと。
Z-ABSよりもどうなのか?で、他の素材の検討をするって感じですかね。
価格は良心的なので色々試すのには最適。
一般的なABSと比べても品質は良いので
zortrax以外の3Dプリンターにもオススメできます。
加工性もよく、タミヤのABS用接着剤か瞬間接着剤でOK。
無駄知識としては私はZ-ABSのクールグレイを多用しています。好きです。
大きなサイズでは確実に反ります。
Z-ULTRAT
価格 ☆
反り ☆☆☆
におい ☆
焦げ -
加工性 ☆☆☆
反りを出してはいけない状況と色を重視するならコレ一択。
ただし、デフォルト設定のノズル温度が高いせいか、どうしても焦げが出る。
具体的には造形物の中に茶色い点々が混入します。
造形前にノズルを綺麗にすれば少~しはマシになりますが、
根本的な解決にはなりません。
これは造形後、塗装などする場合は問題ないですが、
薄い色ではかなり目立ます。黒なら無問題。
出力中はかなり臭いので積極的な換気が必要かと思われます。
ヤスリ掛けや接着は普通のABS同様に加工できますので
その点では扱いやすいと言えます。タミヤのABS用接着剤か瞬間接着剤でOK。
しかし、価格が高い(Z-ABSの倍近い)ので気楽には使えません。
色数が異常に豊富なのも利点だが、その割に白(少~し透明感がある純白)がないのは不思議。
Z-HIPS
価格 ☆☆
反り ☆☆
におい ☆☆☆
焦げ ☆☆☆
加工性 ☆☆☆
Z-ABSよりは反らないが、Z-ULTRATよりは反る。という三つ巴感。
他のサイトでは反りにくい様な事が書かれている所もありますが、
Z-ULTRATよりは反ります。
デフォルトノズル温度が低いためか、臭いも少なく、焦げも少ない。
加工も容易で扱いやすい。接着はタミヤのプラモ用接着剤か瞬間接着剤でOK。
白(少~し透明感がある純白)で焦げずに綺麗に出力可能なのが最大の利点。
逆にそれ以外の利点が見つからねえ・・・
色数も少ないのが欠点。
出力時のキメも細かいが、何故か0.09mmピッチの積層出力が出来ない。
と言った感じです。
また別の素材を使った時には雑感を上げるようにします。
最後に
ついにzortraxでもPLAが使えるようになりましたね。
PLAは臭いも少なく、反りも少ないので扱いやすいのですが
その反面、後加工しにくい(ヤスリ掛けしにくい、接着が難しい)
といった点があります。出来ない訳ではないですが、
それなりの知識が必要になります。
さらには同じ機体(ノズル)でのABSとPLAの共用は極力避けるべきと考えます。
何故ならノズル詰まりの確立が跳ね上がるからです。
これはMOMENT Sで嫌っ!という程体験しましたので・・・
ノズルorホットエンド交換大好き!という方は止めません
どうぞご自由に!
長い経験値から生み出された設定がzortraxのアドバンテージだと思いますので
zortraxユーザーは現状とりあえずABS系でガンガン出力することをオススメします。
Zortrax M200 ノズル洗浄
Zortrax M200をお迎えして1年ちょい。
最初はエクストルーダーからクリック音が鳴り出しました。
「カッ・カッ・カッ・・・」
という一定のリズムで音が出ました。
最初はエクストルーダーギヤにカスでも溜まっているのかと
エアダスターで吹いてみたのですが変わらず。
それでもプリント自体は出来ていました。
そうこうしているうちに1層目がかすれるようになりました。
↓↓こんな感じですね
この状況でようやく
ああ・・・来たな・・・と
MOMENT Sでもありましたが、
FDM型プリンターで長期間プリントすると
ノズル内に残留物が出来て、
フィラメントの送り出しが悪くなるということが起こります。
急に詰まるのではないですから常日頃から
エクストルーダーの音、ノズルからの吐出量はよく見ておくことが
大事かと思います。
楽しい作業ではないので気は重いのですが仕方ありません。
ノズル洗浄をします。
ホットエンド上部での詰まりの可能性もありますが、
順序としてはまずノズルから疑ってよいと思います。
ノズル洗浄しても改善されない場合はホットエンド、
それでも改善されない場合はエクストルーダー部を疑います。
まずフィラメントのアンロードを実行し、
フィラメントをアンロードします。
次にノズルが温かいうちにノズルを外します。
ノズルは Starter Kit に付属のレンチで外すことができますが
地味に手間なので私はラチェットレンチを使いました。
一つあると便利ですね。ソケットのサイズは6mm。
左がキットに付属のレンチ。
※ノズルは非常に高温です。火傷に注意!!
ノズルを外したら
ホットエンド部に残ってるフィラメントも除去しておきます。
※ホットエンドは非常に高温です。火傷に注意!!
ノズルを冷ましたらアセトンを入れた小瓶にノズルを浸します。
薬の入っている小瓶が便利です。
一晩ほど置いておきます。
するとこんな感じ
溶けてます。
ノズルを取り出し、もしまだ詰まっているようであれば
Starter Kit に付属の0.35mmの針金を通して貫通させます。
さらに歯間ブラシも使ってノズル内部を清掃しました。
外側も汚れているならクレンザー等で磨くとよいでしょう。
あとはノズルを取り付けて、念のため
ベッドのキャリブレーションをすれば完成!
結果エクストルーダーのクリック音も消え、
1層目も綺麗に積層されました!
ノズル洗浄は道具さえ揃っていれば半日でも修復可能ですが、
急いでる時に限ってトラブルは起きがち。
なので・・・
買っちゃいました。
備えあれば憂いなし。
ですよねーw
■
お久しぶりです。
長い間放置していたNEX-Pのサイトを更新しました!
スプールスタンド「Ex-Sta」がAmzonから発売されていますので
ご興味のある方は是非ご検討お願いいたします!
Zortrax M200 エクストルーダケーブル断線対策 2
以前にZortrax M200のエクストルーダケーブルの断線対策の記事を書きましたが
その後もあれこれ試して最終的にいい感じになったのでご報告。
最終的に落ち着いたのはこんな感じです↓↓
100円均一で売っている繰り返し使える結束バンド。以上w
フィラメントガイドのパイプと連結させることでリボンケーブルを
立たせた状態にして、コネクタ部への負担を減らしています。
安いし簡単だし、フィラメントの交換もし易いのでこれで運用しています。
既に数か月使っていますが全く問題ありません。
黒色なので見た目もスッキリしていますしね。オススメです。
商品名は「束ねる名人」。
これの140mmの方を使用しております。
後ろ側はZortraxのサイトからダウンロードしたものを使わせてもらっています。
アドウイクスさんに教えていただきました。
データは前後あるのですが、前はちょっと仰々しいので、後ろ側だけ使わせてもらっています。後ろ側も束ねる名人で留めるとさらに自立率UP!でいい感じになります!
もちろん突っ張り棒も健在ですw
ていうか簡単に切れる設計を何とかして欲しい・・・
3D PRINT CONTEST 01 が開催されます!
もうすっかり秋ですね~
そんな涼しくなった中、熱~いイベントが開催されました!
大阪にあるシェアオフィスのシゴトバBASEさんが
3Dプリントのコンテストを開催されました!
気になるカテゴリーは
「フィギュア」
「模型」
「アクセサリー」
「アイデア雑貨」
「レーザー彫刻機」
以上の5部門
そして
最優秀賞はなんと
なんと
FLASHFORGE社製「Finder」!!
Finderは造形精度が非常によく、初めての3Dプリンターに最適な1台です。
(冗談抜きで30万円するMOMENT Sと同等、もしかするとそれ以上の性能です)
基本的に3Dデータを作成出来ないといけないのですが、
レーザー彫刻機部門であれば平面データでも作成できるので
3Dデータが作れない人でもアイデアで勝負できると思います。
応募資格は「大阪での授賞式に参加できる事」のみ!
応募は開始しておりますが、
応募期間は12月16日までなので
まだまだ時間はありますね。
みなさん是非ともご参加ください!