Zortrax M200 ノズル洗浄
Zortrax M200をお迎えして1年ちょい。
最初はエクストルーダーからクリック音が鳴り出しました。
「カッ・カッ・カッ・・・」
という一定のリズムで音が出ました。
最初はエクストルーダーギヤにカスでも溜まっているのかと
エアダスターで吹いてみたのですが変わらず。
それでもプリント自体は出来ていました。
そうこうしているうちに1層目がかすれるようになりました。
↓↓こんな感じですね
この状況でようやく
ああ・・・来たな・・・と
MOMENT Sでもありましたが、
FDM型プリンターで長期間プリントすると
ノズル内に残留物が出来て、
フィラメントの送り出しが悪くなるということが起こります。
急に詰まるのではないですから常日頃から
エクストルーダーの音、ノズルからの吐出量はよく見ておくことが
大事かと思います。
楽しい作業ではないので気は重いのですが仕方ありません。
ノズル洗浄をします。
ホットエンド上部での詰まりの可能性もありますが、
順序としてはまずノズルから疑ってよいと思います。
ノズル洗浄しても改善されない場合はホットエンド、
それでも改善されない場合はエクストルーダー部を疑います。
まずフィラメントのアンロードを実行し、
フィラメントをアンロードします。
次にノズルが温かいうちにノズルを外します。
ノズルは Starter Kit に付属のレンチで外すことができますが
地味に手間なので私はラチェットレンチを使いました。
一つあると便利ですね。ソケットのサイズは6mm。
左がキットに付属のレンチ。
※ノズルは非常に高温です。火傷に注意!!
ノズルを外したら
ホットエンド部に残ってるフィラメントも除去しておきます。
※ホットエンドは非常に高温です。火傷に注意!!
ノズルを冷ましたらアセトンを入れた小瓶にノズルを浸します。
薬の入っている小瓶が便利です。
一晩ほど置いておきます。
するとこんな感じ
溶けてます。
ノズルを取り出し、もしまだ詰まっているようであれば
Starter Kit に付属の0.35mmの針金を通して貫通させます。
さらに歯間ブラシも使ってノズル内部を清掃しました。
外側も汚れているならクレンザー等で磨くとよいでしょう。
あとはノズルを取り付けて、念のため
ベッドのキャリブレーションをすれば完成!
結果エクストルーダーのクリック音も消え、
1層目も綺麗に積層されました!
ノズル洗浄は道具さえ揃っていれば半日でも修復可能ですが、
急いでる時に限ってトラブルは起きがち。
なので・・・
買っちゃいました。
備えあれば憂いなし。
ですよねーw