Zortrax M200 反り対策を考えて実行してみた

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なんか最近Zortrax M200ネタばかりですね(;´∀`)

 

以前に反り対策は別エントリーで・・・

nex-p.hatenablog.com

と書いていたので今回やっと書きます。

最近また大物をプリントしたので、さらに感じたことも

踏まえてアップしたいと思います。

 

※あくまで個人の感想で効果を保証するものではありません。念のため。

 

第5位 室温を一定にする

特に冬場は室温が下がります。

反りがでるぐらいの大物の場合24時間以上掛かる物もざら

でしょうからエアコンで室温を一定にしてあげましょう。

エアコンは付けたり消したりする方が電気代を食うらしいので

つけっ放しがよいと思います。

 

第4位

プリント位置を調整する

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今までの経験上、反って剥がれるのは手前の方ばかりです。

特に向かって左の手前。

ヒートベッドの仕様かもしれませんが、ケーブルに近い方(後ろの方)が

暖かいように思います。

デフォルトでstlを読み込むとセンターに配置されるので自分で調整してあげます。

 

第3位

材料をZ-ULTRATにする。

Z-ABSよりお高いですが、Z-ULTRATの方が反りにくく思います。

サイズが大きいと失敗した場合(反って剥がれた場合)、時間と材料の痛手が大きいので

価格が高くても失敗率の低い材料を使用するようにしています。

特にお仕事の場合はその分を価格に乗せればよいのでZ-ULTRAT一択です。

 

第2位

カバーを付ける

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正面とサイドはセットでオプション販売しています。

黒くてカッコいいのですが、中が見えにくくなるのが難点・・・

あまり効果は無いようにも思いますが、

写真の手作り天井カバーを併用するとかなり庫内温度が安定します。

この初号機はスチレンボード製で野暮ったいですが、

いずれアクリルで作成しようと企んでおります。

 

そして造形中は決して扉を開けないでください・・・

 

て・・・鶴の恩返しかっ!

 

造形中の確認は必要ですから上からちょっとのぞく程度にして

なるべく扉は開けない方がよいかと思います。

・・・やっぱりアクリルで作らなきゃね。

 

ただし天井カバーはある程度の高さと後ろは開口しておかないと

私のようにエクストルーダケーブルを断線させてしまう恐れが

ありますので十分なクリアランスと、自己責任でお願いします。

 

第1位

スティックのりをビルドプレートに塗る

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atomの頃から愛用させていただいております。

Zortrax M200は多孔式のビルドプレートを採用しており

元々食いつきは良いのですが、それでもやっぱり剥がれます。

なのでスティックのりで食いつきを補強してあげます。

これだと狙った所(四隅)にしっかりと塗り込むことができます。

造形終了後も濡れ布巾で拭いてやればきれいに落ちます←ここ重要

 

こののりはZortrax M200だけでなくガラストップのMOMENT Sにも

効果絶大で、ABSのサイズが大きいものの出力には必ず使用しています。

 

 

どうだったでしょうか?

 

全部知ってるし~

 

と思われた方も多いかと思いますが

全てを実行すれば成功率が上がるのは実証済ですので

一つでも対策されていない項目があれば

やってみる価値はあるのではないでしょうか。