Zortrax M200 を導入してみた

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我が家のZortrax M200。

 

昨年末より導入開始しています。

約2年前に導入したatomで様々なプリントをしてきましたが、

プリントの内訳を顧みると

実はお仕事関連のプリントが結構多くて

しかもatomのプリントサイズである135x135x110h/mm(実測)では

収まらない案件が非常に多く、

これまでは接着で対応してきました。

 

接着すると見た目も悪く、強度も落ちるのですが

それでも今までの削り出しによる試作よりも

安価にできる3Dプリンターでの出力が思いのほか依頼があったので

思い切って2号機の導入に踏み切っちゃいました。

 

そこで

数ある3Dプリンターの中から何故Zortrax M200にしたのか?

という部分にスポットライトを当ててみようと思います。

 

Zortraxユーザーは日々増えてますが、

少なくとも3台のFDM型プリンターを日常で使うヤツは

そうはいないと思いますw

なのであまりお役に立てる情報ではないかも知れませんw

 

 

まず第一の理由

プリントサイズが200x200x180h/mmある!

これ個人的に重要だったりします。

先に書いたようにatomでは収まりきらないサイズが

一発で出力出来るのは大きかった。

実際に190x145x40mmの出力も出来ました。

これは素直に嬉しかったですが、

只そのままプリントしても反りが出て

上手くプリント出来ないのも事実です。

その対策は・・・

長くなりそうなのでまた別のエントリーに記載します。

 

 

第二の理由

プリントが綺麗!

Zortraxを選ばれる理由にこれを上げる方も多いと思います。

しっかりとした作りの筐体、ヘッドを支えるロッドもX軸Y軸

それぞれ2本あって明らかに精度が出そうな作りです。

さらには決してお安くはない専用フィラメントを使用するので

まあ、綺麗に出て当然的な部分はあります。

実際の出力ですが・・・

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この通りめちゃ綺麗!

 

拡大写真がこちら

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この写真の積層ピッチは0.19mmです。

Zortrax M200はフィギュア系の制作に人気のある機種なのですが

(実際ネット検索するとフィギュア制作が多いです)

プロダクトデザインにも使えるクオリティ!

ってあたりまえか

 

 

第三の理由

ABSが使える!

逆に言うとPLAが使えないという

大きな弱点があるのですが

先にも書いたように私の使用用途が試作用途が多いのです。

なので後加工が出来た方が都合がいいのです。

フィギュア系に人気があるのもそういった

 

PLAどうでもいい

 

という向きには丁度いいのでしょう。

私はPLAはatomとMOMENT Sに任せることにします。

 

 

第四の理由

プリントサイズの割にコンパクトな筐体

このZortrax M200と最後まで購入に迷ったのがUP BOXで

UP BOXも255x205x205h/mmという

Zortrax M200を上回るプリントサイズを誇り、

さらにはUP!Plus2でのプリントは綺麗だと評判なので

最後まで悩みました。

 

決定的な理由が筐体のサイズ。

 

UP BOX 異常にデカイ

UP BOX 485x520x495mm

Zortrax M200 345x360x430mm

プリントサイズそんなに変わらんのに一回り大きい・・・

中に空気清浄器仕込んだり、フィラメント内臓したりするので

とにかくデカイ。そしてちょっとうるさい。

狭い仕事部屋に3台も3Dプリンター置くのに

このサイズは・・・躊躇します・・・

 

 

第五の理由

デザインがクール!

もうこの辺りになるとどうでもいい理由だと思いますが、

飾り気のない、真っ黒なボディはとってもセクシー&クール。

 

MOMENT Sのようなやってしまった感は皆無です。

 

ということで選定理由だけでえらく長くなりましたので

 

使ってみての感想はまた別エントリーで・・・m(_ _)m

 

追記

第六の理由

SDカードでプリント可能なのでPCを占有しない!

最近の機種では当然の仕様ですが、やっぱりPCを占有しないと便利ですし、

失敗が少なくなります。

特にWindowsはちょくちょく勝手にアップデートしやがりますので

PC経由は避けた方がよろしいかと。